Pythonのリストの使い方について解説します。
この記事を読めば、リストの使い方について網羅的に学べます。
リスト(取り出し・追加・挿入・削除・更新)の使い方
Pythonを勉強する時、何から勉強するか分からず、挫折します。初心者でも、中級者でも、レベルに合わせた勉強方法を分かりやすくまとめています。
リストから要素の取り出し
ここでは、リストから要素を取り出す方法について記載します。
全ての値をリストから取り出すことも、特定の値をリストから取り出すこともできます。
以下のような、プログラミング言語が入ったリストがあったとします。
language = ["Python", "Java", "Ruby", "Go"]
以降では、このリストを例として説明をしていきます。
リストから全ての値を取り出す方法
リストの内容を全て取り出したい場合は、以下のようにコーディングします。
print(language)
# 出力結果
['Python', 'Java', 'Ruby', 'Go']
リストの中に入った全ての値が出力されています。
リストから特定の値を取り出す方法
次に、リストから特定の値を取り出す方法について記載します。
リストの取り出したい要素を指定する場合は、リストに対してインデックスを指定して取り出します。
文法としては、以下のような感じです。
list[取り出したいindex番号]
インデックス番号は先頭が0になることに注意して下さい。
ということで、インデックス番号に0を指定すると、リストの先頭から要素を取り出します。
print(language[0])
# 出力結果
Python
またインデックス番号にマイナスを付けると、リストの後ろから要素を取り出します。
print(language[-1])
# 出力結果
Go
リストでスライスを指定して、特定の値を取り出す方法
また、こんな感じで位置1(開始インデックス)と位置2(終了インデックスの一つ前)をリストに指定して、値を取り出すことも出来ます。
これをスライスと呼びます。
list[位置1:位置2]
以下の例では、位置1に0、位置2に2を指定しています。
これは、インデックスの先頭から2つ目までの要素を取り出します。
print(language[0:2])
# 出力結果
['Python', 'Java']
位置1、位置2はそれぞれ省略することができます。
位置1を省略すると、先頭から位置2で指定したインデックスまでの要素を取り出します。
print(language[:2])
# 出力結果
['Python', 'Java']
位置2を省略すると、位置1で指定したインデックスから最後までの要素を取り出します。
print(language[2:])
# 出力結果
['Ruby', 'Go']
リストへの追加
リストに要素を追加するためには、append()を使います。
list.append("追加したい要素")
例としては、以下のような感じになります。
language = ["Python", "Java", "Ruby", "Go"]
language.append("JavaScript")
print(language)
# 出力結果
['Python', 'Java', 'Ruby', 'Go', 'JavaScript']
リストの最後尾に要素が追加されています。
リストへの挿入
append()では、リストの最後尾に要素を追加していました。
では、リストの途中に要素を挿入したい場合は、どうしたら良いのでしょうか?
そんな時は、list.insert()を使います。
list.insert(位置, 追加する要素)
第1引数に挿入する位置を指定し、第2引数で挿入したい値を指定します。第1引数の位置は0番目からはじまります。
例は以下の通りです。
language = ['Python', 'Java', 'Ruby', 'Go', 'JavaScript']
language.insert(1, "PHP")
print(language)
# 出力結果
['Python', 'PHP', 'Java', 'Ruby', 'Go', 'JavaScript']
位置は1を指定しているため、前から数えて、2番目のところに”PHP”の値が入りました。
リストの要素の削除
リストの要素を削除する時は、list.pop()を使用します。
list.pop(インデックス)
list.pop()の引数は指定しても、しなくても処理は実行されますが、挙動が違います。
list.pop()の引数を指定しない場合は、リストの末尾の要素を削除します。
language = ["Python", "Java", "Ruby", "Go"]
# リストの末尾の要素を削除
language.pop()
print(language)
# 出力結果
['Python', 'Java', 'Ruby']
list.pop()の引数を指定した場合は、指定したインデックスの値を削除することが出来ます。
language = ["Python", "Java", "Ruby", "Go"]
# リストのインデックス2番目の要素を削除
language.pop(2)
print(language)
# 出力結果
['Python', 'Java', 'Go']
リストの値を更新
リストの中に入っている値を変更する方法について記載します。
変更する値が入ったインデックス番号をリストに指定して、変更する値を代入すれば、リストの値は更新されます。
list[インデックス] = 変更する値
例としては、以下のような感じです。
language = ["Python", "Java", "Ruby", "Go"]
print(language)
# 出力結果
['Python', 'Java', 'Ruby', 'Go']
language[1] = "COBOL"
print(language)
# 出力結果
['Python', 'COBOL', 'Ruby', 'Go']
Javaという値がCOBOLに更新されているのが分かります。
リストはよく使うので、マスター必須
ここまで、Pythonのリストの使い方について、見てきました。リストはプログラミングをしているとよく使います。
是非、ここで知った知識を実際のプログラミングに活かして下さい。
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