未経験からエンジニアに転職したいけど…
- 自分の周りに未経験からエンジニアになった人がいないので、何を勉強をして、どうやって転職活動をしたらいいのか分からない!
- 未経験からエンジニアに転職するためには、ポートフォリオを作成するのが良いと聞いたけど、どうやって作ったらいいのか分からない!
- 未経験からエンジニアになることを最近は諦めかけている。体験談を読んで勇気付けられたい!
ちまたには未経験からエンジニアになった人の話が溢れているけど、なにを勉強して、どうやって転職活動を成功させたのか、リアルに聞ける体験談って意外と少ないね。
そうだね。
特にポートフォリオ作成についてはチンプンカンプンで何から始めたらいいか分からないよ!
そんなスキルもないしね。
だから、今回は実際に未経験からエンジニアに転職した人にインタビューをして、体験談を赤裸々に語ってもらったよ!
今回インタビューに答えてもらったのはムツ吉さんだ!
この人は身体に大きなハンデを抱えながらも、未経験でエンジニアに転職を成功させたすごい方だ!
ハンデを抱えながら、転職を成功させるなんてすごいね!
その秘訣教えてほしいわ!
というわけでこの体験談を読めば、以下のことがわかります。
この体験談で分かること
この記事では、未経験からエンジニアになるために何を勉強したか、またどうやって転職活動をしたかについて、実際に転職を成功させたエンジニアにインタビューを行っています。
転職を成功させるまでのポートフォリオの作り方、面接でのアピール方法まで、赤裸々に語ってもらっています。
最後に、転職を成功させるためのアドバイスについても答えてもらっているので、最後まで読んでもらえると嬉しいです。
では、よろしくお願いします。
エンジニアになりたいと思ったキッカケ
まずは、エンジニアになりたいと思ったキッカケについて教えて下さい。
私がエンジニアになりたいと思ったのは、自身が病気を経験し、これからの仕事のやり方について考えた結果、エンジニアとしての働き方が一番良いと感じたからです。
ご病気をキッカケに今後のキャリアについて考えていたのですね。
私は3年ほど前に前職の健康診断で突然悪性リンパ腫という癌を宣告され、治療のために退職を余儀なくされました。
それからは自宅療養を3年ほど経験して治療に専念するも、癌の治療は完了しましたが、かわりに国の指定難病の強直性脊椎炎という免疫疾患を診断されました。
波乱万丈ですね。。。
一応病気といっても軽症だったの一人暮らしはできる程度だったのですが、これからの自身の働き方を考えて、以下のようなことを考えてエンジニアになる道を選びました。
- 重いものを持たない
- 立ちっぱなしの体力仕事ではない
- 病気持ちでもある程度の収入はある
なるほど、この条件ならエンジニアはぴったりかも知れませんね!
それからは、プログラミングスクールを受講しエンジニアとして見事転職することができました。
通ったプログラミングスクールについては、後ほど深堀りをしていきます。
未経験からエンジニアになる上で感じた障害
未経験からエンジニアに転職する上で感じた障害はありましたか?
私の中でエンジニアになる上で、以下が障害になりました。
- 持病がある
- 癌の治療歴がある
- 転職回数が多い
- 30代
- 実務未経験
就活している中で感じたのは企業が求めているのは20代、新卒などが多かった為、おそらくかなり不利な方だったかと思います。
どうやってその障害を突破したのですか?
障害の中では、実務未経験だけが唯一改善できるなと思いました。
とりあえず実務経験を積むために、とにかくいろんな未経験で募集している企業に応募をしました。
転職活動を行う上でコツはありますか?
「ポートフォリオの質を上げつつ求人の数をこなすこと」ですかね。
なるほど〜。ポートフォリオですか!
未経験からエンジニアになる時には、自分の実力を証明するための名刺代わりになることが多いですね!
ポートフォリオの質を上げるために気をつけたことはありますか?
「まずは自身が作りたいと思ったものをつくる。そして色んな人から意見をもらう」ということです。
どちらも大切なことですね!
後日、今の会社から「なぜ採用したのか」という話が聞こえてきて社長曰く「ポートフォリオが個性的だったから面白いと思ったから」ということでした。
ポートフォリオ大切ですね〜。
ポートフォリオの作り方については、後ほどじっくり深堀りさせて頂きます。
プログラミングスクールについて
未経験からエンジニアになるにあたり、技術スキルについてはどうやって学んだのですか?
「DIVE INTO CODE」というプログラミングスクールに通いました。
プログラミングを学ぶだけでなく、要件定義書、ER図、データベースのテーブル定義書の作成等、実際に仕事で利用するスキルを学ぶことができるプログラミングスクールのようですね。
なぜ、そのプログラミングスクールに通ったのですか?
「DIVE INTO CODE」を選んだ理由は、他のプログラミングスクールと比べて使える公共制度が充実していたからです。
公共制度が使えるのですか!?
はい!
当時は失業中でしたが、教育訓練給付金と教育訓練支援給付金の両方を使うことでスクール受講中の生活も助かったし、スクール代の実費もかなり減らすことができました。
それはデカイですね〜
そうですね。
なるべくスクール代の実費が少ないところを吟味して選んだ結果、「DIVE INTO CODE」を選ぶことになりました。
スクール代は気になりますもんね。
DIVE INTO CODEでは、どんな内容を学んだのですか?
DIVE INTO CODEの「Webエンジニアコース」を受講しました。
そこでは主にWebサービスを作るためのノウハウを教わりました。
言語でいうとHTML、CSS、JavaScript、Ruby、Ruby on Railsを学びました。
Web系のエンジニアになるために必須のスキルばかりですね。
実際にDIVE INTO CODEに通ってみて感じたメリット・デメリットはありますか?
通って感じたメリット、デメリットは以下ですね。
- DIVE INTO CODEに通ってみて感じたメリット
- 卒業後もカリキュラムを見ることができて、質問ができる!
- 卒業後も卒業生同士の交流あり!
- DIVE INTO CODEに通ってみて感じたデメリット
- 全く未経験からだとカリキュラムは少しわかりにくい!
卒業後のフォローがあるなんて、安心ですね!
また同じ目標を持つ仲間がいると、辛い時でも、モチベーションが高く保てそうですね!
そうですね。
転職活動をしていて、不採用続きでどうしてもモチベーションが落ちてしまったことも正直ありました。
そんな時は、同期生と雑談したり意見を交換したりしてモチベーションを保っていましたね!
CODE INTO DIVEは体験セミナーや無料カウンセリングも行っているようです。
興味のある方はお話だけ聞いてみてもいいかも知れません。
またカリキュラムが分かりづらいという点は他の方も指摘している人がいました。
そんな人の話を聞いて、プログラミングスクールは「勉強の習慣がない方が自走力を付けに行く場、そしてモチベーションを高く保つための場」だという捉え方が正しいように思いました。
どうしても分かりにくい時は、Udemyがおすすめです!
どうやってポートフォリオを作ったか?
では、未経験からエンジニアに転職したい人が悩むであろうポートフォリオの作り方について深堀りしていこうと思います。
また未経験からポートフォリオを作成するのはすごく大変だったと思うのですが、ポートフォリオを作るまでどうやって勉強をしたのですか?
基本的には通っていたスクールのカリキュラムが卒業後も見ることができたので、それを参考にしながら作りました。
先程も言っていたメリットを存分に生かしたわけですね!
そしてそれに載っていない技術は主にググったり、卒業生の勉強会コミュニティに参加して相談などをして勉強をしていました。
なるほど、プログラミングスクールに通っていた人脈を生かして、分からないところは相談しながら、進めていったのですね!
誰かに気軽に相談できる環境があるって強みですね!
ちなみにどれくらいの時間がかかりましたか?
おおよそですが1か月ぐらいかと思います。
そんなにかかる予定ではなかったのですが作っているうちにあれもこれもと機能をつけ足したくなりました。
最終的なポートフォリオは以下となります。
未経験でここまで作り込むのはすごいですね!
どんなポートフォリオを作ろうかと悩む人は多いと思います。
最初から自分が作りたいと思うアプリを思いついていたのですか?
この時作ったポートフォリオはざっくりと「こんなサービスあったらいいな」というのは決まってました。
あとは作りながら思いついてました。
もしも、どのようにポートフォリオを作ったらいいか悩んでいる人がいたとしたらなんてアドバイスをしますか?
ちまたでは「こういうポートフォリオがいい」などと紹介しているものもありますが、私の場合は気にしませんでした。
無理に世間がおすすめしている形に合わせるのではなく、自分が主体的に作りこめるポートフォリオの方がいいものができそうな気がします。
自分が作りたいと思うものの方が情熱が注ぎ込めそうですし、自分が一番のお客さんになれるので、ユーザー視点でどんな機能を追加したら良いか考えられそうですね!
作りたいものがない場合は、ムツ吉さんのように自分の趣味を生かすようにアイデアを考えてみたらいいかも知れませんね!
そうですね。
最後に、ポートフォリオを作る必要はないのではと考える人もいるみたいです。
実際に未経験からエンジニアに転職された経験から、未経験からエンジニアに転職するためには、ポートフォリオは必須だと思いますか?
はい。私は必須だと思います。
エンジニアとして転職するなら、あなたがどういう技術をもっているかがわからなければ、任せらる仕事も任せられないかと思います。
たしかに、新卒採用ではない限りスキルを示す必要があるので、諦めてポートフォリオの作成は必須と考えた方が良いのですね!
そのために勉強をする必要がありますが、自力では無理そうならプログラミングスクールに通うという選択肢もありなのだと理解しました。
面接では何をアピールしたか?
面接時のことについて深堀りしたいと思います。
転職の面接時に気をつけていたことはありますか?
ポートフォリオで作ったコードの意味はすべて理解しておくことですかね。
たしかに、全て答えられるようにしておかないと、自分の実力の証明にはなりませんね。
あと、私が気をつけていたのは、面接で最後に聞かれる「何かそちらから質問はありますか?」という質問ですね。
たしかに、あれは何を聞いたらいいか分からないですよね!
どんなことを聞いていたのですか?
「御社に入社したと仮定して、まず初めに任せられる仕事について今のうちから勉強していた方が良いことはありますか?」というように、未経験でもやる気はあることをアピールしていました。
なるほど、最後に念押しで自分の自走力の高さをアピールするのですね!
転職後の就職先でやっている仕事内容
では、転職後の業務についてお聞きしたいと思います。
今はどんな仕事をしているのですか?
就職した会社はゲーム会社で、現在作っているゲームのバックエンド部分を主に担当しています。
ほう!ゲーム会社でバックエンドを担当されているのですか?
どんな技術を使っているのですか?
Ruby、Ruby on Rails、Vue.js、JavaScript、MySQL、MariaDB、MongoDB、Gitなどですね!
幅広いですね〜
バックエンドと言いつつ、フロントエンドについても業務で開発しているのですね!
今、特に勉強している内容はありますか?
Ruby on Railsのapiモードについて勉強しています。
それはどういうものですか?
通常のrailsは裏側の機能(データを保存する、それぞれの機能に支持を出す)と表側の機能(実際に表示される部分)が一緒になっていますが、railsのapiモードとはrailsを裏側の部分だけを担うようにする機能です。
詳しくはこちらで。
実際に未経験からエンジニアになってみて、仕事はイメージ通りでしたか?
先輩に技術に関して教えてもらうことは少なく、ほとんどは自身で調べることが多いことに驚きました。
未経験からエンジニアになるためには、自走力が必要だと言われるゆえんですね。
エンジニアになってみて、良かったこと、悪かったことはありますか?
エンジニアとしてというより、今の会社によるものもあると思いますが、以下です。
- エンジニアになった良かったこと
- ほとんどがリモートワーク
- フレックス勤務
- パソコン一つで仕事ができる
- 彼女ができた
- エンジニアになって悪かったこと
- 運動不足になりがち
他の仕事ではなかなか実現できないものが多いですね!
これから未経験からエンジニアに転職する人へのアドバイス
では、最後にこれからエンジニアになりたいという方に向けて、アドバイスをお願いします!
エンジニアの転職活動が長引いていくと「本当に自分はエンジニアになりたいんだろうか」ということを思うようになります。
そんなときに強い意志があればよいと思います。
私の場合は癌の経験と持病があることでした。
- もし癌が再発しても、収入的になるべく仕事は続けたいので最悪入院中の病室でも仕事ができるエンジニア。
- 持病を持っていると一般的には給料が安い軽作業の仕事をしているイメージがあったので、持病である身体をいたわりつつある程度収入確保できるエンジニアになりたい。
これらがあったので、自分に一本の芯ができ、今エンジニアとして転職できたのかなと思います。
そこまで強い意思を持てない人はどうしたらいいですか?
動機はなんでもよくて「モテたい」などでもいいと思います。
職業がエンジニアだと婚活などでは割と印象よく見られたりするとか。。。
なんかの記事で見ましたけど、真面目で金銭的に余裕があることが多いエンジニアは婚活でも人気らしいですね笑
余談ですが、エンジニアに転職して恋人ができました。
おぉ、いきなり効果が!笑
未経験からエンジニアになることは簡単なことではないですが、
「なぜ自分はエンジニアになりたいのか」を考えて、自分の中に強い意志を持つことが大事だと思います。
実際に未経験からエンジニア転職を成功した方が言う言葉なので重い言葉ですね!
しっかりと、自分の中に折れない意思を持つことが成功する秘訣だと理解しました!
今回は、ありがとうございました!
ありがとうございました!
今回インタビューに答えて頂いたムツ吉さんは、癌を発病してからエンジニア転職するまでの日常をブログに書いてます。興味があればのぞいて見て下さい!
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
\ 更新の励みになるので、ポチッとしてね /
他にもスキルアップやキャリアアップの役に立つ情報が満載です。他の記事も読んで、ゆっくりしていってね!
エンジニアにおすすめの転職エージェント
もしも、今の仕事内容や年収に不満があり、今のキャリアに不満足なら、早いうちに立て直す必要があります。
立て直す方法はたくさんありますが、手っ取り早いのは「転職」です。
転職のお供として使いたいのが、転職エージェントです。
私が実際に使って、良いと思った転職エージェントは以下の通りです。
詳しい内容は以下の記事でも解説しています。
マジメにキャリアのことを考えるエンジニアは少ないです。だから、キャリアについてマジメに考えるだけで、一歩差ができます。年を取ってから後悔しても遅いです。
コメント