キャリアプランは、考えないと一生思いつきません。しかし、考えてもなかなか思いつかず、考えるのを辞めてしまう人も多いでしょう。
- キャリアプランを考えてるけど、思いつかない人に考え方を伝授します
この記事を書いた人
- エンジニア歴10数年
- SIerでDX推進を仕事に
- Python、AWSを使ったアーキテクチャ設計・アプリ開発が得意
- 30代、2児の父でサウナ好き
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キャリアで後悔しないように、やんわりでも、キャリアの到達点(ゴール)を決めましょう。じゃないと、進む道が決まらないので、失敗します。
結論は、以下の通り。
- 自己分析をする
- ITエンジニアのキャリアプランについて、情報収集
- 1年、3年、5年と想像できる範囲で考える
- ライフプランとセットで考える
- いきなり100点を目指さない
自己分析をする
やっぱり、キャリアプランを考えるなら、まずは自己分析が有効です。
- 「やりたいこと」、「やりたくないこと」をリストアップする
- 「できること」、「できないこと」をリストアップする
- 「尊敬する人」、「なりたくない人」をリストアップする
- キャリアの棚卸しをする
コツは、全てを完璧にリストアップできなくてもOKです。
もし、思いつかないなら、まずは「やりたくないこと」、「できないこと」、「なりたくない人」をリストアップしてみましょう。
やりたくないことリストを作る
人間は不思議なもので、ポジティブな内容は思いつかなくても、ネガティブな内容はたくさん思いつくものです。
例えば、「満員電車に乗りたくない」、「マネジメントはしたくない」など。
嫌なことを考えると、逆転の発想で、ふわりとやりたいことが思いつくかも。また、嫌なことを避けるために努力することも、一つのキャリアゴールです。
自分の場合は、「客先常駐したくない」、「金融のお客さんは嫌だ」でした。
やりたくないことリストの注意点
でも、やりたくないことが成長の妨げにならないかは、自己チェックを怠ってはいけないです。
例えば、自分の市場価値を上げるため、マネジメント経験が必要なのに、リーダーが嫌だから断るみたいなことです。
めちゃくちゃ損な考え方なので、辞めましょう。
ITエンジニアのキャリアプランについて、情報収集
どんなキャリアプランがあるのか知らなくて、やりたいことが言語化できない場合もあります。
そんな時は、ITエンジニアのキャリアプランについて、情報収集しましょう
ざっくり、ITエンジニアのキャリアプランで考えるべきことは以下があります。
- 技術か?マネジメントか?
- 業界・職種はこのままで良いか?
技術か?マネジメントか?
ITエンジニアなら若手の時に、一度は真剣に考えると思います。
- 技術を極めて、テックリードになるか?
- 管理者として、マネジメントをするか?
私は、どちらを選択しても良いと思います。自分のこれまでの経歴やスキル、やりたい、やりたくないという気持ちから、総合的に判断すべきだと思います。
業界・職種はこのままで良いか?
IT業界に嫌気がさして、「技術職から営業職に職種を変えたい」と思うことがあるかも知れません。
注意点として、いきなり、業界と職種の両方を変えて転職するのはNGです。
例えば、IT業界で技術職として働いていたのに、住宅メーカーの営業として転職活動するみたいな。
なぜならば、ガクンと年収が下がるから。
ここまで覚悟して、業界も職種も変える選択はありですが、ライフプランにも大きな影響を与えることはしっかりと理解しましょう。
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1年、3年、5年と想像できる範囲で考える
「いつまでにどうなっていたいか」と期限を設けて考えるのも、キャリアプランを考える時に大切です。
例えば、以下のような感じ
- プロジェクトマネージャーになる
- テックリードになる
- 課長になる
- 年収1000万になる
5年であれば、おぼろけに想像ができて、時間もあるので、実現のために頑張ろうとモチベーションが湧く。それをもとに、3年目、1年目と段々と到達点を具体的にしていく。すると達成のためのステップや必要なスキルも見えてきます。
理想の実現までに長い時間がかかる場合は、途中で小さな目標の「マイルストーン」をいくつか決めておくとよいでしょう。
ライフプランとセットで考える
キャリアプランは、ライフプランとセットで考えないと、人生を破壊するかもなので注意しましょう。
例えば、家族との時間を豊富に取りたいのに、激務が予想される会社に転職をしたり、仕事をバリバリ頑張りたいのに、裁量が少ない大手企業に転職するみたいな。
いきなり100点を目指さない
最初から100点満点の完璧なキャリアプランを目指す人は、一生完成しないです。
例えば、絵を描く時は、最初に鉛筆で下書きします。そして、何度も線を描いては消して、太くして、段々と絵の輪郭が見えてきます。
私はキャリアプランも同じだと思っています。
一筆書きで絵を描こうとするから、なかなか筆が進みません。汚くても良いから、まず手を動かし、ある程度描けたら色を塗る。そんな感じで、軌道修正をしながら、バージョンアップすることが基本です。
小さな目標もOK、途中で変わってもOK。でも、無計画に仕事をすると、スキルアップできません。
私も会社に入社直後は、インフラエンジニアになりたいと思いましたが、研修期間を終えた4ヶ月後には、アプリ開発をしたいと思っていました。
このように、なりたいキャリアは経験によってすぐに変わりますので、深く考えすぎて、行動できなくなるより、行動しながら考えるのがおすすめです。
まとめ:完璧でなくてもいいから、考えることが大切
ここまでキャリアプランが思いつかない時の考え方について、解説しました。
- 自己分析をする
- ITエンジニアのキャリアプランについて、情報収集
- 1年、3年、5年と想像できる範囲で考える
- ライフプランとセットで考える
- いきなり100点を目指さない
とにかく、失敗しないコツは、完璧でなくても良いから、キャリアプランを考えることです。
某外食チェーンの有名社長が、新入社員に『キャリアプランなんていらない。本当のキャリアプランは目の前のやりたい事に全てを注げる事。そうすればキャリアは向こうからやってくる』と言い、絶賛だそうです。
これは確かに正論ですが、「企業側の理論では?」と個人的には思うのです。
まずは、ここで記載した考え方を参考に、キャリアプランを考えてみて下さい。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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マジメにキャリアのことを考えるエンジニアは少ないです。だから、キャリアについてマジメに考えるだけで、一歩差ができます。年を取ってから後悔しても遅いです。
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