
キャリアプランは、ふと、思いつくものではありません。でも、考えようとしないと一生出てこない。
- キャリアプランを考えてるけど、思いつかない人に考え方を伝授します
キャリアで後悔したくないなら、やんわりとでも良いから、キャリアの到達点(ゴール)を決めましょう。じゃないと、どういう道を進むか決まらないので、失敗します。
結論は、以下の通り。
- 自己分析をする
- ITエンジニアのキャリアプランについて、情報収集
- 1年、3年、5年と想像できる範囲で考える
- ライフプランとセットで考える
- いきなり100点を目指さない
自己分析をする
やっぱり、キャリアプランを考えるなら、まずは自己分析が有効です。
- 「やりたいこと」、「やりたくないこと」をリストアップする
- 「できること」、「できないこと」をリストアップする
- 「尊敬する人」、「なりたくない人」をリストアップする
- キャリアの棚卸しをする
コツは、全てを完璧にリストアップしようとしないことです。
もし、思いつかないなら、まずは「やりたくないこと」、「できないこと」、「なりたくない人」をリストアップしてみましょう。
やりたくないことリストを作る
人間は不思議なもので、ポジティブな内容が思いつかなくても、ネガティブな内容はたくさん思いつくものです。例えば、「満員電車には乗りたくない」、「マネジメントはしたくない」など。
嫌なことを考えていると、その逆の発想になり、ふわりとやりたいことが思いつくかも。また、嫌なことを避けるために努力することも、一つのキャリアゴールです。
やりたくないことリストの注意点
でも、やりたくないことが成長の妨げにならないかは、自己チェックを怠ってはいけないです。
例えば、自分の市場価値を上げるためには、リーダーとしてチームに貢献したマネジメント経験が必要なのに、リーダーが嫌だからやらないみたいなことです。
ITエンジニアのキャリアプランについて、情報収集
どんなキャリアプランがあるのか知らなくて、やりたいことを言語化できない場合もあります。そんな時は、ITエンジニアのキャリアプランについて、情報収集をしましょう。
ざっくり、ITエンジニアのキャリアプランで考えるべきことは以下があります。
- 技術か?マネジメントか?
- 業界・職種はこのままで良いか?
技術か?マネジメントか?
ITエンジニアなら若手の時に、一度は真剣に考えると思います。
- これからも技術を極めるテックリードになっていくのか?
- それとも管理者として、マネジメントをしていくのか?
私としては、どちらを選択しても良いと思います。自分のこれまでの経歴やスキル、やりたい、やりたくないという気持ちから、総合的に判断すべきだと思います。
また、どちらかをきっぱりと選ぶではなく、中間的な立場として仕事をする選択肢もあります。
業界・職種はこのままで良いか?
IT業界に嫌気がさすこともあるかも知れませんし、技術職から営業職に職種を変えたいと思うことがあるかも知れません。
注意点として、いきなり、業界と職種の両方を変えて転職するのはNGです。
例えば、IT業界で技術職として働いていたのに、住宅メーカーの営業として転職活動するみたいな。
なぜならば、ガクンと年収が下がるからです。これまで社会人としてキャリアを積み上げていたとしても、業界未経験、職種未経験になってしまうため、初心者として扱われます。
ここまで覚悟していて、業界も職種も変えたい場合、その選択はありですが、ライフプランにも大きな影響を与えることはしっかりと理解しましょう。
逆に、業界 or 職種の一つを固定して、転職をするのは年収を大幅に上げる戦略として有名です。
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1年、3年、5年と想像できる範囲で考える
「いつまでにどうなっていたいか」と期限を設けて考えるのも、キャリアプランを考える時に大切です。
例えば、以下のような感じ
- プロジェクトマネージャーになる
- テックリードになる
- 課長になる
- 年収1000万になる
5年であれば、おぼろけにでも想像ができて、時間があるので実現のために頑張ろうとモチベーションが湧く。それをもとに、3年目、1年目と段々と到達点を具体的にしていく。すると達成のためのステップや必要なスキルも見えてきます。
理想の実現までに長い時間がかかる場合は、途中で小さな目標の「マイルストーン」をいくつか決めておくとよいでしょう。
ライフプランとセットで考える
キャリアプランは、ライフプランとセットで考えないと、人生を破壊するかもなので注意しましょう。
例えば、家族との時間を豊富に取りたいのに、激務が予想される会社に転職をしたり、仕事をバリバリ頑張りたいのに、裁量が少ない大手企業に転職するみたいな。
いきなり100点を目指さない
最初から完璧なキャリアプランを目指す人は、一生完成しないです。
例えば、絵を描く時は、最初に鉛筆で下書きします。そして、何度も線を描いては消して、太くして、段々と絵の輪郭が見えてきます。
私はキャリアプランも同じだと思っています。
一筆書きで絵を描こうとするから、なかなか筆が進みません。とりあえず、汚くても、ぐちゃぐちゃでも良いから、手を動かしていく。ある程度描けたら色を塗る。そんな感じで、軌道修正をしながら、バージョンアップすることが基本です。
小さな目標もOK、途中で変わってもOK。でも、無計画に仕事をすると、スキルアップできません。
まとめ:完璧でなくてもいいから、考えることが大切
ここまでキャリアプランが思いつかない時の考え方について、解説しました。
- 自己分析をする
- ITエンジニアのキャリアプランについて、情報収集
- 1年、3年、5年と想像できる範囲で考える
- ライフプランとセットで考える
- いきなり100点を目指さない
とにかく、失敗しないコツは、完璧でなくても良いから、キャリアプランを考えてみることです。
某外食チェーンの有名社長が、新入社員に『キャリアプランなんていらない。本当のキャリアプランは目の前のやりたい事に全てを注げる事。そうすればキャリアは向こうからやってくる』と言い、絶賛だそうです。
これは確かに正論ですが、「企業側の理論では?」と個人的には思うのです。
まずは、ここで記載した考え方を参考に、キャリアプランを考えてみて下さい。
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